170㎝胴回り95cm80㎏。
引退を決意した時の我が体躯である。
何かとストレスの多かった現役時代。その解消をもとめた暴飲暴食が、見事な太鼓腹に生育させていた。
何事も、目標を定めるが良い。だが、数字だけではダメである。具体的に、その目標をイメージし視覚化されていなければならない。
人気が消えた、真夏の夕刻のプールサイド。
シャンパンを片手に佇む男一人。身にラフにまとう真っ白なシャツに一陣の風が吹く。一瞬、シャツと引き締まった腹の間に風が通り抜け、シャツがまくり上がる。
その男の胴回りは75cm。そうして体重68kg。
ゴールの数値もイメージ化も終えた。
これからの短いようで長い、引退後の生活を快適に過ごすため,自分の健康をデザインするのである。
先ず、とった手段三つ。
その一つが、確実に体重を削ぎ落とすことである。炭水化物の摂取コントロールし、仕上げに一週間の伊豆断食道場への入門。
だが、それでは、一気にハリのないしぼんだ肉体になりかねない。
そうして、もう一つが、スイミング、ウオーキングでの筋力維持と気力高揚である。毎朝,それも早朝。両足にそれぞれ2kg、それに両腕には1kgのおもりをつけ一時間の早歩きの散歩。それに、週2回の50mプールでのスイミングとプールでのウオーキング1時間超。
だが、それだけでは、リバンドの恐れがある。しっかりと体質作り上げが命である。ここで、時間と金を欲しんでは駄目である。
そうして、仕上げとしての三つ目。
くじけそうになる心と体にむち打ち、最後の仕上げは、タイのホワヒンでヘルスホテルに10日間缶詰になる。専門スタッフ厳しいスタッフの指導の下で、食制限と運動の厳しいの苦行。徹底した逆も戻りない体質作りで仕上げた。
75cm68kg。見事に達成である。
この苦しい減量オペレーションで学んだことはある。
1.炭水化物は極力避け、高質のタンパク質を肉、魚や植物から 摂る。
2.ウォーキング&スイミングの運動での基礎体力つくりを丁寧にである。
3.朝は排泄の時である。朝は腹に食物は入れない。食間16時間をとる事の重要さである。
4.人の健康に直結する大腸は、腸内フローラ100兆細菌が暮らす生態系。その大腸と正面から向き合い丁寧に付き合っうたことです。
5.それに、大腸のデトックス。先ずは、週1日のプチ断食。加えて、良く噛み少食、繊維質の食材の摂取し、十分な水分補給。機会あるごとに腸動活性をはかる。
引退を意味ある豊かなものにするには、肉体との付き合いは仕事する以上に、知恵と実行力が肝要であることは、皆さん,ご存知でしょう。
豊かな、そうして愉快な幸せな時間を過ごすには、とことん、健康をデザインすることです。
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