一幸30。新しい出会いを楽しむ。

今,私の左隣はドイツ人の家族である。

終の住処と決めた住居もアパートとなると、エレベーターでの挨拶程度の付き合いしかない。引越しの多かった人生、近所馴染みはほぼ皆無、全滅である。

だが、早朝のウォーキングがその状況を少しながら変えつつある。この数年、面白しいほどに顔見知りの人たちが増えている。と言っても,親しく言葉を掛け合い付き合いに進むという出会いではない。

ただ、 “また、お会いしましたね”との目での挨拶が,“お早うございます”との挨拶に徐々ながら親密度を増す程度の出会いである。

その中でも、お母さんに連れられ登校中の可愛い笑顔の小学生がすっかり朝友である。10数年前、かつて私が住居としていたアパートからの出会い頭が縁での友である。

明るい声での“お早うございます”とお母さんとお嬢さんの挨拶だが、これが嬉しいのである。

もう一人が3人のSPに囲まれ,少し窮屈そうで気の毒なウォーキングをする政治家。会う頻度が増すにつれ彼の表情が親しい
それに変ってきている。まだ、声を掛け合うほどの親密さはないが、目線での挨拶と笑顔でのそれになってきている。

TVの会見で見かける厳しさが取れ、優しい笑顔をみせる時がある。あぁ、今、政局は安定しているのだろうと、今の政局を見立てて楽しむのである。

これはこれで、楽しみであり、幸せである。

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