破顔一笑、口の筋肉が緩む。
歳をとればとるほど、小さな幸せも見逃せなくなる。
出勤前の大人たちに占領され、日常の雑音に満ちたスタバの朝。そんなせわしさから切り離された、微笑ましいシーンに出会う。
幼い二人連れが夢中におしゃべり、思い出したように食べる。大人たちで混み合うスタバの朝に馴染み溶け込み、何の違和感もない。
その奥横では、お父さんと一緒の男の子が、お父さんをそっちのけでゲームに夢中になっている。子供の心は、常に遊びにつながっているらしい。
思わず目が泳ぎ、居るはずも無い、遠くアメリカに住む孫たちの姿を探す。
景色が人を選ぶ。
人はその人の心像に合った景色に出会う。
こんな、ささやかな幸せな小景に出会う、笑顔が溢れる幸せが用意されているスタバの朝である。
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