聴き馴染みのない言葉が、私の耳に飛び込んでくる。

どうやら、それらの言葉は、“Z世代”の若者言葉だと言う。こうした若者言葉を、目一杯浴びる退化する脳にいい刺激である。
これは面白いと、ネットで今の若者言葉のいろいろを調べてみた。以下は、ネットで拾い上げた若者の言葉を使って若者たちのファミレスでのやり取りを組み立ててみた。

舞台は、客がそれほど居ないお昼前のファミレスの場面。

店員がレジで客を対応している。
一人の客が、伝票をレジの店員に示す。
レジの店員「お会計のほうは、5,000円になります。現金、クジットどちらにいたしますか」
客5,000円札で支払いをする。
レジの定員「5,000円からお預かりします」
領収書を客に渡しながら、
レジの定員「こちらで、よろしかったでしょうか」
その横から、店内でのウエイターと客とのやりとりが聞こえてきた。
ウエイター「パンかライスの選択ができます。
どちらにいたしますか?」
客『ライスのほうで、お願いです』
そこに、店内アナウンスが鳴る。
「トイレでの忘れ物、傘が届いています。忘れた人は、レジまで取りに来ましょう」
すると、「やばい、やばい」と若者がレジに飛んできた。
レジ奥からも、店員同士の話し声がした。どうやら、新人のアルバイトを採用したようである。

定員が新人に話かけている。
店員 「名前を頂戴して、よろしいでしょうか」
新人 「全然、大丈夫です。山本太郎で〜す」
店主 『勤務時間は、朝11時から夕刻5時まで勤務しま〜す」
あぁ、そうでした。トイレは、店裏にあるものを
利用することにしましょーう」
「それに、スイッチをつける、スイッチを消す。
やって下さい」
新人「マジ、ですか」
こんなやりとりが、今、若者の間では当たり前の言葉使いのようだ。違和感を感じるのは、我ら老いたる者だけだろうか。

だが、一度でも、渋谷の交差点に我が身を置くとよい。あの人の渦中に、こうしたZ世代の若者の言葉を置けば、これ程度の変容で止まるはずもない。

言葉は、生き物。
辞書編集は、これからは、年々では間に合いない。月々いや日々の改訂が必至のようである、
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