マグロは、凄さましい運命を背負った生き物である。
一生、休むどころか寝もせず、ただただ、泳ぎ続ける。泳ぎを止めると酸欠で窒息死すると言う。
今、問題の老人たちの徘徊。
その実、徘徊は老人たちにとっては、マグロの海遊と同じに大切である。
徘徊を止めさすと、死ぬまで寝床という事態になりかねない。
しつかり、家に帰り着くその手立てを工夫しておけば、その実、徘徊は散歩と同じである。
現在、男の平均寿命は81歳強、女性は88歳弱と長寿である。
だが、その実、男性は8年近く、女性となると12年もの長い年月、自分で自分の体を自由に扱えなく、家や病院で寝たきりとなっている。
寝たきりとなると家族に大きな負担をかけ、その医療費が国の財政を圧迫させる。何をおいても、本人にとって苦痛である。
70歳、80歳台でも、1日8000歩と中強度運動20分が欲しいと言う。1日2000歩で、糖尿病のリスクが12%低下し、それに日光浴と脚力の強化の恩恵にも預かり痴呆症も寝たきりのリスクも防げる。
老人たちの徘徊は、その実、そう悪くはない。
徘徊は、うろうろ歩き、さまよっている状態を指し、自宅に帰り着ける手立てをすれば、立派な散歩である。
家に帰り着く手立ては、犬、柴犬を同行させれば良い。
犬は、A walk with man’s best friend、寂しい老人にとっては良き友。
なかでも柴犬は、1日2回、各20~30分、距離としては1~2km程度と最適。
柴犬は、ご主人への献身は一途、それに、帰巣本能の能力は抜きん出ており、自分が欲しい散歩を終えれば、さっさと自宅に帰る習性がある。
それでも、心配であれば、服や持ち物に住所と緊急先の電話番号を記した名札をつけておく。 更に、念を入れ、GPSを活用するなど完璧な備えをすれば良い。
こうした工夫ある徘徊でも、ご近所さんにはお世話をかける。
この機会に、希薄になっているご近所「向こう三軒両隣」との日頃のお付き合いを復活させる。隣人に顔見知りが出来れば、引退生活の寂しさも紛れると言うもの。
それに、もう一つ、効き目バッグンの手立てがある。
老いた者の唯一つの楽しみ、食生活を疎かにしていなか。今一度、テーブル上を見てみる。
食卓から、老人食を無くす。
それに、涎掛けでなく、真っ白なデイナーナプキンを用意するのは、当然である。
美味しい食事は、心から幸せになり、家族との会話が自然に始まり、脳が活性化させられ、良い加齢を促し、徘徊などない老後になると言うもの。
親たちの老の時代を、徘徊の心配ないものにするには、家族のチョィトした支えと、心掛けがあれば防げる。
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