一幸51。“一熟” 無花果。

2020/09/27

無花果は、枝についた実が毎日一個ずつ熟する。そうして、その熟した実は,一熟毎に枝をはなれる。 だが、人の身は、…

一言14。抉られた森。

2020/09/20

今、ちょっとお邪魔しているだけである。 山間に見え隠れする村落に見つけ急ぎ高速を降りた。こんなところを見つけ立…

一幸50。Auto・Exit。

2020/09/13

今日は私の誕生日である。 この機にと、私の車からの離脱を言う。そうして、社会も急き立てる。 車をこれほどまで走…

一皿14。若鮎。

2020/09/07

鮎の季節は長い。旬のものを食べる幸せは、何ものにも代え難い。 まずは、水温む春先の稚鮎。初夏ともなれば、少し成…

一旅12。 旅の夜を謀る。

2020/09/02

陽の陰りが見え始めた。 ハイウエイの先に広がる里山の麓に、ぽつんと佇む一軒家に暖かい燈が灯った。SAに入り宿の…